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時代はセルフメディテーション~2024ナードアロマテラピーセミナーより~

2日間に渡るナードアロマテラピー協会による年に1度のセミナー。

今年のテーマは
1日目
「病気の予防に役立つアロマテラピー」

2日目
「美しい肌とアロマテラピー」

がテーマでした。

健やかさはデリケートな調和とバランス

健康とは、頭と心と体がデリケートに調和とバランスが取れている状態。

  • 健康になろうとする意志
  • 自分の健康状態に責任を持とうとする意識

があるからこを、健康が手に入る。

 

健康は医師や社会保障制度に任せていても、保てないんだよ。

健康とは「意志をもって自ら手に入れるもの」なんだよ。
というボドゥ博士のイントロダクションの後、アロマ的セルフメディテーションについてレシピの紹介がスタートしました。

 

1日目「病気予防のためのアロマテラピー」

「病気予防のためのアロマテラピーレシピ」の紹介は
・感染症予防
・院内感染
から
・変形性関節症、関節リウマチ
・皮膚の感染症
・婦人科系の痙攣
・スポーツによる痙攣
・アレルギー性喘息
・食欲の調整
・循環器系疾患の予防
まで多岐に渡りました。

精油の芳香成分類としては

  • 酸化物類
  • モノテルペンアルコール類
  • テルペン系アルデヒド類
  • エステル類
  • セスキテルペン炭化水素類
  • フェノールメチルエーテル類
  • ケトン類
  • 芳香族アルデヒド類
  • フェノール類

などが、それぞれの不調の各芳香成分類のどういった作用で効果が得られそうなのか
根拠を持って説明されており、まさにセルフメディテーションとして活用できる内容でした。

2025年問題は、はや来年の話。

26年後の2050年には、65歳以上の高齢者1人を現役世代1.2人で支えないといけない、という未だかつて経験したことのない時代が来ます。
介護保険制度の利用も、現役世代が少なく人口減少に拍車がかかると「介護難民」と言われる人であふれる、などという恐ろしい予想も。

出来る限り自分の健康は自分で守り、介護を受ける期間を短くすることが、今後高齢期を迎える世代の義務ともいえる時代。

アロマテラピー研修なので、精油成分から読み解く病気予防でしたが、講師のボドゥ博士は講義中に
「健康を維持するには精油活用にとどまらず、日々の食事と適度な運動を心掛けることが大切」
と何度も、語りかけておられました。

研修を通じ
「自身や身近な大切な人の健康を守るために出来ることは?」
と考える良いきっかけになった1日目でした。

2日目「美しい肌とアロマテラピー」

2日目は、レシピ紹介に至るまでのイントロダクションが1日目の倍近く。

皮膚とは何か?
というところから

皮膚とはアダプトゲンである

とし

「皮膚は全身の健康を映し出す鏡」
であり
「肌が輝いていれば、体の他の部分も輝き健康である」
と、皮膚は美容のためだけでなく、健康のためにも美しく保つことが必要だと強く認識しました。

 

さらに
皮膚の健康や外観を改善するための化粧品や治療法を指す
皮膚科学と化粧品分野を組み合わせたワードである

「デルモコスメ」

としての、精油活用を中心にレシピ紹介がされました。

 

キーワードは抗炎症と鎮痛、そしてドレナージュ

レシピ紹介は

  • 角質除去のためのクレンジングケア
  • 脱毛前後のケア
  • 年齢を重ね弱った肌のケア
  • 若々しい肌のためのスペシャルケア
  • 唇のひびわれ
  • 歯のホワイトニング
  • アレルギー性敏感肌のスキンケア
  • 目の下のクマ
  • ヘアケア
  • 手荒れ
  • シワ、たるみへのアプローチ
  • 静脈瘤
  • 妊娠線
  • 思春期ニキビ
  • ネイルケア
  • 汗・においケア
  • 乾皮症

と皮膚のあらゆる問題について盛り沢山!

精油の希釈濃度もレシピごとに幅広く、日常で活用したくなるレシピが満載でした。

スキンケアについての精油の芳香成分類は

  • ケトン類
  • モノテルペン炭化水素類
  • エステル類
  • セスキテルペン炭化水素類
  • モノテルペン炭化水素類

炎症を抑え鎮痛、創傷治癒しうっ血を除去してドレナージュ。
美しく健康的な肌を保つためのヒントをたっぷり学びました。

肌に対する多くの精油アプローチを学ぶ一方で、美しく質の高い肌には健康な心と健康な体必要であることを忘れてはならない、とボドゥ博士は繰り返しておられました。

ここに関しては、1日目と同じ。
肌のみを美しくすることは出来ません。
心身の健康があってこその美しい肌。

だって、皮膚って人体最大の臓器だから。
人の一番外側を覆っている、自分と自分じゃない境界線でもある皮膚という臓器が健康じゃないと、その内側を健康にすることは難しい。

美しい肌を手に入れたければ、わたし達は日々口に入れるものや体を適度に動かすことを意識する必要がある、ということですね。

伝える人はその〇〇〇〇〇が大事!

ナードのアロマの素晴らしい点は、何となく心地よいアロマではなく
「この成分がこういう働きをするから、こんな効果が見込める」
と根拠のある説明が聞けるところ。

根拠があると試してみたくなりますね。

そして
もう1つの根拠は、講師のボドゥ博士。

背筋がピンと伸びて、幾つになられても体型も崩れておられず、講義中は立ちっぱなし。
ボドゥ博士自身の健康維持がアロマテラピー活用でなされているのが、その「たたずまい」から伝わってきます。

アロマを伝える者のはしくれとして、たたずまいも勉強させていただきました。

年に1度の研修は、単にアロマの知識を復習したり、新たなインプットをするだけでなく自分自身についての振り返りにもなる。
そして、全国でご活躍の先生方にお会いできるのも、とっても刺激になる。
時代は、セルフメディテーション。
自分の健康の責任は自分自身にあることを肝に銘じ、過ごしたいと思います。

 

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直近での講座体験会は
11月20日(水) 10時 14時

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