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訪問アロマトリートメント~福祉(介護)現場での言葉遣いについて~

訪問時の接遇についての質問

福祉アロマ講座を受講される方の中には
「施設様へ訪問してアロマトリートメントを提供したい」
とお考えの方も多くおられます。

 

その時にどんな言葉遣いで接するか?

 

質問を受けることも多い事柄のひとつです。

 

施設に訪問すると
介護職員様はフランクな口調でご利用者様に接しておられる方も見受けれらますが
アロマセラピストとしてケアに入るわたし達はどのようにしたら良いのでしょうか?

介護職員様とセラピストの立場の違い

  • 介護職員様たちがご利用者様にフランクな口調で接しているから
  • 自身が勤務する施設では丁寧語を使っていないから
    といった理由で、初対面のご利用者様にお友達のような声のかけ方をするのはどうでしょうか?

 

 

  • 訪問先の施設で勤務しておられる介護職員様はすでにご利用者様と十分な信頼関係を保っておられる
  • 介護職員様は常にフランクな口調ではなく、丁寧な言葉を遣う時、気楽に話す時と使い分けている
  • 入所(入居)タイプの施設は、ご利用者様にとっては第二の我が家であり、職員様は家族と似た立ち位置である

など
気軽に接しておられるように見える介護職員様には
そこに深い意図がある場合がほとんどです。

*残念ながら、そういった深い意味もなく常に友達言葉でご利用者様に接する残念な介護職員様がおられることも事実ですが…

 

 

でも
わたしたちアロマセラピストは
対価をいただきアロマテラピーというツール通じて施設様でサービスを提供します。

大切なクライアント様(お客様)に対し
「友達言葉」
の使用はあり得ません。

友達言葉を使用して、クライアント様に話しかけることが
「親しみを込めている」
ということにはならないのです。

クライアント様は、わたし達がまだ行ったことのない
「未踏の道」
を歩んでいる人生の大先輩です。

友達言葉で話すあなたの心のどこかに
「人からの支援がないと自分のことが出来ない自分とは違った人」
という、上から目線は含まれていないでしょうか?

福祉アロマはコミュニケーションツールでもある

福祉アロマのセラピスト(=福祉アロマケアリスト)は
「アロマの知識とハンド&フットトリートメント」
が出来れば良い、というわけではありません。

 

福祉アロマサービスは
アロマテラピーを通じクライアント様といつもとは違ったちょっぴり上質な時間
をもつことで

・身体的な冷えや浮腫み、関節可動域の拡張、皮膚の健康を維持することに役立たり
・嗅覚、触覚刺激にとどまらず五感を心地よく刺激することで心身の機能維持に役立てたり
・リラクゼーションタイムをもっていただき、安心と心地良さを体感したり
・介護関係者、家族、同じ立場の利用者以外のひとりの大人とのコミュニケーションを通じ、社会性を維持したり
・自己肯定感を維持・向上したり
・精神的安定を得ることで意欲の向上が見込まれたり
・自分自身を慈しむ時間を取り戻したり
・個別ケアによる幸福感を感じ、アロマケアを楽しみごとのひとつとしたり
といった結果の他

 

その方と人生の一部の時間を共に過ごし
時に支援し
時に共に喜び
時に共に悲しみ
時に共に怒り
様々な感情を否定せずに受け止める
そんなこともできるコミュニケーションツールの側面もあるのです。

アロマ&タッチケアをコミュニケーションツールとして活用する時、あなたの遣う言葉は・・・?
答えは、もう出ていますね。

 

 

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