アロマと言えば「精油」じゃないの!?
「アロマと言えば精油!」
これがないと
アロマテラピーがスタートできないイメージですが
空間に香らせる以外の方法での活用となると
濃度を守らないと
トラブルにつながる可能性もある精油。
その点
「ハーブウォーター」
は小さなお子様から高齢者様まで
希釈(=薄める)必要もなく
そのまま使える便利グッズ。
今回は、アロマ初心者さんにおススメの
ハーブウォータについてご紹介。
ハーブウォーター(=芳香蒸留水)は精油抽出時の副産物
ハーブウォーターは
精油を水蒸気蒸留法で抽出する際の副産物。
柑橘系果皮精油や一部のお花精油以外の
多くの精油の抽出法に採用されているのが
この水蒸気蒸留法。
蒸し器と同じ要領で
植物を蒸し上げ、発生した水蒸気を
冷却管を通すことで再び液化したものが
「芳香蒸留水」
芳香蒸留水の上澄みに油膜のように浮いてきたもの
が「精油」となります。
この芳香蒸留水のことを
・ハーブウォーター
・フローラルウォーター
・ハイドロゾル
等とも言います
*今回は「ハーブウォーター」で統一します
図を見ればわかる通り
精油はハーブウォーターの
ほんの上澄みで
水には溶けにくく油に溶けやすい濃縮された芳香成分の集合体。
一方のハーブウォーターは
濃度が薄く沢山抽出できる水溶性の液体。
だからハーブウォーターは精油に比べとってもマイルド。
それ故、ほとんど禁忌や注意事項がなく
小さなお子様からご高齢の方まで
そのままシュシュっと使うことができる優れもの
なのです。
ハーブウォーターを活用する3つの利点
①肌や体への刺激が少なく、精油より扱いやすい
精油は濃度がとっても高いため、原液使用はできません。
また、希釈して使用する際にはアロマに対する注意が必要です。
でもハーブウォーターは水溶性で香りもマイルド。
原液のまま使えるし、赤ちゃんやご高齢者などお肌が敏感な方にも安心して使えるのが一番の魅力です。
②精油にはない水溶性の有効成分が含有されている
ハーブウォーターは、水蒸気蒸留法で精油と一緒に抽出されます。
その際に、水溶性の成分も抽出されるので、精油とは違った働きを期待出来たりもします。
例えば、お肌への鎮静や保湿効果など、穏やかなスキンケアに向いています。
③香りが優しく、場面を選ばす使いやすい
精油は濃縮された芳香成分なので、香りが強く感じることも。
その点、ハーブウォーターはほんのり自然な香りだから
・リラックスにも
・スキンケアにも
・ヘルスケアにも
使いやすいのです。
つまり
安全性、成分のバランス、香りの優しさ
が特徴。
アロマテラピーの入口にも
暮らしの中でのナチュラルケアとしても
とっても便利に使える優れもの。
パワフルなアロマの効果を期待したいときには精油
穏やかな作用を期待したいときにはハーブウォーター
と日常の中で使い分けができると良いですね。
代表的な3種のハーブウォータの使い方
①ラベンダーウォーター
・就寝前のピローやシーツにスプレーすれば、優しい香りでぐっすり
・紫外線が増える季節のうっかり日焼けのスキンケアにも使える
・赤ちゃんやご高齢者様のおむつかぶれ予防に
②ローズウォーター
・化粧水・ボディミストとして
・精油は高価なので、アロマスプレーの基材として
・保湿・収れん作用を期待してのスキンケアとして
③ペパーミントウォーター
・気圧の変化等でやる気が出にくい時の気分転換に
・マスクスプレーとしても爽快
・暑い季節のクールダウンに
ハーブウォーター同志のブレンドも出来る!
ハーブウォーターは、精油と同じように
ハーブウォーター同志をブレンドすることで
それぞれに期待できる効果効能を相乗効果で楽しむことも出来ます。
アロマ初心者さんでも使いやすいハーブウォーター。
お教室の生徒さんも
「このハーブウォーターは精油とは全然香りが違う!」
「でも、こっちは精油の香りをマイルドにした感じ!」
と、初めてのハーブウォーターを目の前にして
「意外と使えるコ!」
(=ハーブウォーターさん、ごめんね)
というご感想。
さっぱりしたテクスチャーで
暑さに向かうこの時期は、本当にお役立ちなので
ぜひ活用してほしいアロマ基材です。
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