毎月の施設訪問。
今月のしつらえは「端午の節句」
訪問アロマケア活動では、季節を感じていただくことも大切にしています。

若年性認知症の方への施設様の気配り
認知症は一般的には高齢者様に多く見られますが、65歳未満の方に認知機能低下症状が見られ、診断を受けた場合
「若年性認知症」
と呼ばれます。
高齢者施設様は、80歳以上のご高齢者様が利用の中心年代。
若年性認知症の方は、ご自分の親御さん位の年代の方との交流が中心となります。
そのため施設様では、なるべく若年性認知症の方同士のお席と近づけたり工夫をされています。
ただ、4月は気温差や天候が非常に変わりやすく、自律神経が乱れがちな季節。
「最近特に若年性認知症の方の落ち着きが良くなくて・・・」
と仰る施設様。
そのため、若年性認知症の方には特にアロマトリートメントを熱心におススメ下さっています。

情緒の不安定さが見られた若年性認知症利用者様のフェイシャルトリートメント後の変化
季節の変わり目で自律神経が乱れがちなせいか、情緒面でも落ち着かなさが顕著という若年性認知症のご利用者様たち。
その中のおひとりのフェイシャルトリートメントをさせていただきました。
何度目かのリピーターのご利用者様のR様。
何となく、トリートメントのことは覚えていて下さっているようですが、何やら不安げな表情で座られました。
「1か月ぶりですね」
「今日もよろしくお願いしますね」
と、ご挨拶しフェイシャルトリートメントをスタートするうちに、少しずつ落ち着いてこられました。
トリートメントが中盤に差し掛かる頃には、ふと涙ぐまれる場面も。

そして、トリートメントの終盤。
別の若年性認知症のA様がトリートメントルームに入ってこられ、落ち着かないご様子。
R様とお顔馴染みのご利用者様だったようで
「Aちゃん、大丈夫?!」
「ここに座って大丈夫よ」
「わたしもうすぐ終わるから、一緒に戻ろう」
と、落ち着かないA様に細やかにお声がけされます。
トリートメントスタート時には、ご自身の情緒に不安定さが見られたR様でしたがトリートメントが進むにつれて落ち着きを取り戻し、他利用者様のA様のことも気遣われるように。
施設の職員様が
「Rさん自身も今朝は全然落ち着かなくて、不安そうに施設内をウロウロと行ったり来たりされていたのに、すごい!」
と言われていました。
こういった変化のすべてが
「アロマトリートメントのおかげ」
というのは、言い過ぎかもしれませんが
一定の落ち着きを取り戻されていたからこそ、A様を気遣えるお声がけが出来たのではないか、と思いました。
若年性認知症の方は
・働き盛りだったり
・お子様がまだ成人されていない方もおられたり
・ご家族の心理的、経済的な負担
といったことだけでなく
「ご本人様の心理的負担」もご高齢の認知症の方より、更に大きい傾向があるようです。
わたしたちセラピストに出来ることは、ほんの小さなことかもしれない。
それでも、何も出来ないわけではない。
今後も現場で、出来ることを積み重ねていきたいと思います。















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