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緩和ケアアロマテラピー~一期一会の出会いに感謝しつつ~

フットトリートメントのご依頼が多い緩和ケア病棟でのアロマ活動

いつも植物にあふれている院内の前庭ですが
今月は背の高いアリウムが咲き誇り
プランターで育てておられるいくつかの
夏野菜も可愛らしい実を付け始めていました。

緩和ケア病棟でのトリートメントのご依頼は
患者様から事前にご希望部位をお聞きしていることも多いですが
その場でご体調に応じ相談させていただくこともあります。

 

ハンド、フット、背中、肩、腰など
ご要望の部位は様々ですが
歩きにくくなったり、副作用などで足の浮腫みを訴える方が多いため
中でもフットトリートメントのご要望が多いのが特徴と言えると思います。

セラピストを歓迎して下さる姿に感謝

わたし達アロマセラピストが病室に伺うのは
患者様にとっては突然の訪問。

*事前に「今日ですよ」と医療関係者からお聞きになっていたとしても
「何時頃」と明確に時間をお伝えしているわけではありません。

 

ご家族との貴重な時間に訪問する場合もありますし
やっとうつらうつら眠りに落ちかけた時間に伺うこともあります。

 

つまり、わたし達セラピストは患者様の大切な人生の時間に
突然お邪魔させていただくわけです。

 

それでも
「ありがとう、楽しみにしていたよ」
「聞いてはいたけど今日やったんや、今日は体調が良いからラッキーやわ」
などなど、歓迎して下さいます。

ご自身のお身体やお気持ちが自分の思い通りならない状態の中
セラピストに気を遣ってくださったり
感謝の気持ちを伝えてくださったりする患者様の佇まいに
尊敬の念を込めながら
今日出会わせていただいたことに感謝しつつ
アロマトリートメントをさせていただきます。

香りと優しいタッチングで生まれる様々な会話

トリートメント中は
閉眼されてお休みされる方もいれば
沢山お話をされる方もおられ、様々です。

 

他愛ないお話をすることで気が紛れる
と仰る方もおられれば

入院生活の中でご家族や医療関係者に辛くて当たってしまった
と話される方も

中には、今までの人生の後悔を涙ながらに話される方もおられます。

 

お話を伺いながら心がけるのは
聴くことに徹する
ということ。

「聴く」って意外と難しい。
今日の自分は、しっかりと患者様のお話を聴けただろうか?
患者様は「話して良かった」と思っていただけただろうか?

自分がお聴きした、と思っていても
患者様が「聴いてもらえた」と思っていただけないと
それは聴いたことにはならない。

つまり
患者様のありのままを受け容れたことにならない。

 

「今度は手もお願いしたいね」
というお言葉には
「また、次回もお会いできますように」

 

「気持ち良かった、ありがとう」
というお言葉には
「気持ち良いと思っていただける時間を共に過ごせて良かった」
と思いつつ、病室を後にしています。

 

出会いはいつも一期一会ですが
緩和ケアの現場では特にそのことに意識しながら
出会いに感謝しつつ患者様の命の時間をご一緒させていただいています。

今月も、ありがとうございました。

 

 

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