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福祉アロマtataへの想い②~姑へのアロマケア導入後の変化~

福祉アロマtataとの出会いや想いについて、綴っています。

前回の記事はこちら。

福祉アロマtataへの想い①~出会いから姑のケアに至るまで~

今回は姑へのアロマケアがスタートしてからの変化について。

介護職員様が喜んで下さるアロマの香り

背中の痒みのケアのため

ということで、毎朝着替えの際に姑にアロマブレンドオイルを塗布させてもらいました。

 

本当はお風呂上りに塗布したかったけれど

姑はわたしにお風呂を覗かれることをとても嫌がりました。

 

それでも、背中にアロマブレンドオイルを塗布することが出来たのは大進歩。

塗布するついでに時間に余裕があれば、簡単にトリートメントすることもありました。

 

姑が気に入ってくれたので

当時通っていたデイサービスにもブレンドオイルを持参することに。

 

しばらくすると送迎の介護職員様より

「お義母様のアロマオイル、とっても良い香りだって職員の間で評判なんです」

と聞くように。

 

そういえば、毎日姑の背中にアロマオイルを塗布する時

わたしの気持ちも穏やかになっていた。

 

同じように

姑のためのアロマブレンドオイルが姑のためだけでなく

香りが介在することにより

ケアラーである介護職員様たちのお役にも立てている

ということは、とても嬉しくもあり大きな発見にもなりました。

 

*このことがきっかけで、実父の最期の入院時にもアロマケアや芳香浴を取り入れ

ナースの方々に

「この部屋、いい香りがするから楽しみ」

と言っていただけるようになります。

アロマ&タッチケアが姑との信頼関係を深めた

数年後、自宅での介護が難しくなり施設に入所した義母。

入所後も折に触れて、手軽にできるアロマハンドケアをしていました。

この頃には、姑に触れることに抵抗がなくなり

姑も「わたしだけがこんなことをしてもらえて嬉しい!」

と言ってくれるように。

入門・福祉アロマタッチケア講座

姑は晩年

「嫁にはいつも良くしてもらっている」

ということはあっても

他人に決してわたしの悪口は言わなくなっていました。

 

ある冬の寒い日に施設を訪問し

「お義母さん、手のマッサージ(トリートメント)をしましょうか?」

と言ったわたしに

「アンタの手冷たいから、今日はわたしがあっためてあげる」

と、小さな手でわたしの手を包んでくれた日のことは、わたしにとって生涯忘れ得ぬ思い出です。

 

元気だった時は、特に仲が良くも悪くもなかった姑。

認知機能に歪みや低下が見られ始めた時には、一時的に関係性も悪化した姑。

最初は「姑に触れるなんて・・・」

という気持ちしかなかったけれど

「今だ!(今でしょ!)」

をきっかけにスタートしたアロマケアは

最初は気恥ずかしい気持ちしかなかったけれど

回数を重ねる中で

わたしの温かさが姑に伝わり、姑の優しさがわたしに伝わり

言葉を介しなくても、互いを大切に思う気持ちが育っていった

と思っています。

 

姑の介護はトータル10年以上に及び

良いことばかりでなかったことは事実だけれど

姑との時間は

それまで気付かなかった世界を見せてくれ

わたしを人として成長させてくれた大切な時間

だったと思っています。

 

そして大変だった部分も含め、今では

尊敬できるチャーミングな姑と出会わせてくれたことに感謝しています。

 

姑との時間がわたしの福祉アロマへの想いを強くしてくれました。

でも福祉アロマへの想いは、これでおしまいではありません。

この後、実母と福祉アロマへの関りへと続きます。

次回の投稿をお楽しみに。

 

 

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