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初夏の介護予防アロマ講座・基材編~基材を工夫することで〇刺激リスクを回避する~

介護予防アロマ講座~高齢者様には禁忌の精油がある~

初夏の介護予防アロマ講座として季節感を大切にし

「虫除け&虫刺されアロマ」

取り上げています。

*虫除け虫刺され以外に「筋肉痛」や「肩凝り」にも使用できるアロマクラフトです。

 

 

前回の記事では「精油編」として

1つの精油に多くの作用が期待できることをお伝えしました。

詳細はこちらをご覧下さい。

初夏の介護予防アロマ講座・精油編~アロマの素晴らしさは用途が1つではない点~

 

 

その中でご紹介していた精油は、下記の5種類

  • ユーカリ・レモン
  • シトロネラ・ジャワ
  • レモングラス
  • ゼラニウム
  • ペパーミント

この中には、高齢者様にアロマテラピーを提供する上で

「禁忌事項」

のある精油があります。

 

 

 

それは

 

 

 

ペパーミント精油

【禁忌事項】

  • 三歳未満の乳幼児には使用しない。
  • 妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない。
  • 広範囲に使用しない。

といった、禁忌事項があります。

 

*ユーカリ・レモン、シトロネラ・ジャワ、レモングラスにも「50%以下に希釈して使用すること」という禁忌事項がありますが、アロマクラフトをご提供する上でこのような高濃度でのブレンドをすることはないため、今回は除外しています。

 

高齢者様を対象にアロマをお伝えする時には「ペパーミント精油」の使用はおススメ出来ません。

では、今回のように「虫除け&虫刺されアロマ」をお伝えする時にペパーミントも使いたい!

そんな時に使用するのは・・・

 

高齢者様に禁忌のペパーミント精油は、基材を変更する

虫除けにも虫刺されにも使えるアロマクラフト作成の場合

「鎮痛作用」

が期待できるペパーミントは採用したい!

塗布すると冷感も刺激しますし、蒸し暑い日本の夏に、ペパーミントはピッタリ。

 

 

でも、精油は禁忌事項が気になる。

そんな時におススメなのが、ハーブウォーター。

ハーブウォーターは、精油を水蒸気蒸留法で抽出する際に大量に採取できる芳香蒸留水。

 

 

精油のように、凝縮された濃い液体ではなく、ほんのり香るマイルドな香り。

禁忌事項もほとんどなく、小さなお子様からご高齢の方まで

精油のように希釈することなく、そのまま使用することができる優れものなのです。

 

 

ペパーミントハーブウォーターに関して言えば

【注意点】

  • 敏感肌の方は、お肌への刺激が強いと感じる場合がある。
  • 3歳未満の子どもへの使用は避けた方が良い、という意見がある。

と、なんとも微妙な注意点はありますが(笑)、禁忌事項はありません。

 

ペパーミントハーブウォーターは「虫除け&虫刺されアロマクラフト」作成の時にお勧めな基材の1つです。

「虫除けアロマクラフト」でよく使う〇〇〇〇〇〇〇以外の基材

そして、もう1つ。

今回は「虫除け」にも「虫刺され」にも、更には「筋肉痛」や「肩凝り」にも

と欲張った使用法を狙ったアロマクラフトなので

通常の「虫除けアロマクラフト」でよく使用される

「無水エタノール」

は使用しません。

 

 

なぜ、無水エタノールを使用しないのか?

「アルコールアレルギー」がある方がおられる可能性がある

ということもありますが

  • 虫刺されケア後のケアの場合
  • お肌に小さな傷がある場合

無水エタノールが含まれるものは

「肌刺激」

になりピリピリします。

つまり「肌刺激リスク」の回避です。

 

 

では何を使用するのか?

精油を希釈でき、お肌へも優しい基材としておススメなのが「ジェル基材」。

ジェルに精油を希釈してから、ハーブウォーターで水分を足し

ちょうど良いテクスチャーにする。

 

 

ジェルだと、スプレーに比べて精油の揮発速度も抑えられるので

虫除け効果も持続しやすく、お肌へも低刺激。

 

マスクが外せない方は、マスクに塗布することもでき

顔周りへの虫除け効果も期待できそうですね。

 

 

ご高齢者様のお肌は、健康な方であったとしても加齢とともに、皮膚は薄くなります。

皮膚が薄い→肌刺激に反応しやすくなる

ということ。

 

ご高齢者様に「介護アロマレクリエーション」や「介護予防アロマ講座」などを提供する場合

基材選びも慎重にしたいですね。

 

 

ここで記載している「虫除けアロマジェル」も「虫除けアロマ」の一例であり

これが「唯一の正解」ではありません。

 

 

ただ、知識なく他人に提供することは危険だということは認識する必要があります。

誰でも気軽に手にすることが出来るアロマだからこそ、安全性高く安心なアロマをご提供することが大切です。

ネットや本でアロマの情報はあふれています。

「他人に何らかの形でアロマをご提供したい」とお考えなら

資格を取得するため、というより

安全性高く、安心なアロマをお届け出来るようになるため

に、系統だった学びをおススメします。

 

 

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