ナードアロマアドバイザー講座の中には
「痛み・炎症へのアプローチ」
という項目があります。
このレッスン項目で学ぶ精油は
- ユーカリ・レモン
- レモングラス
- リトセア
- バジル
- ウィンターグリーン
毎回レッスンでは、生徒さんに香りを嗅いで体感していただいています。
すると、生徒さん。
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今日の香りを嗅いでいると「タイガーバーム」を思い出します
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ですって!
なるほど、なるほど…
ということで、タイガーバームについて調べてみました。
そもそも「タイガーバーム」ってなに?
タイガーバームは、外用消炎鎮痛剤。
第3類医薬品です。
筋肉痛や肩凝りなどに使うようですね。
以下、タイガーバーム添付説明書より抜粋。
シンガポール虎豹兄弟国際有限会社で開発され、100年以上にわたってアジアを中心におよそ100の国々で販売されている、肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、うちみ、ねんざ、神経痛などのための外用消炎鎮痛剤です。すぐれた浸透性をもった軟膏タイプで、患部にぬると植物由来の生薬成分が皮膚からすみやかに吸収されて、血行を促進し、肩のこり、筋肉の疲れ、痛みに効果をあらわします。また、肩こりや筋肉痛の時は筋肉をもみほぐすことも効果がありますが、タイガーバームをマッサージするようによくすり込みますと、有効成分が浸透し、いっそう効果的です。
タイガーバームの由来は
1870年代に清の薬草商人・胡子欽によって、ビルマ(現 ミャンマー)のラングーンで発明され、彼の死の床(1908年)で、息子の胡文虎と胡文豹に完全な製薬法が伝えられたと言われている。 タイガーバームは、胡文虎の名前が「上品な虎」を意味することにあやかって名付けられた、外用消炎鎮痛剤の薬剤である。
だそうです。
タイガーバーム(白)の含有成分は
ミントオイル(16%)、カユプテオイル( 13%)、カンファー(11.0%)、メントール (8%)、クローブオイル( 1.5%)、パラフィン・ワセリン(100%)
そしてタイガーバーム(赤)の含有成分は
これ、見ていると精油成分のオンパレード!
カンファー、メントール、ウィンターグリーン、カユプテ、ミント、クローブ、シナモン
ぜ~~んぶ、精油成分に含まれているのです。
基材にワセリンを使えば、タイガーバームに近いものが再現できそうですね!
そして、成分を見る限り、タイガーバームの白と赤の違いは
(白) 炎症や痛みを抑え、冷感を与える
(赤) 炎症や痛みを抑え、身体を温める
といった違いがありそう!
ということは、急性の痛みには白、慢性の痛みには赤なのかなぁと。
「メディカルアロマテラピー」「介護アロマテラピー」活用として
第3類とはいえ、医薬品の「タイバーバーム」。
そのタイガーバームの中の成分に、精油成分が多く含まれていることは、興味深いですね。
でも、考えてみれば例えば
・クローブオイルは「チョウジ(丁子)油」として
・シナモンオイルは「ケイヒ油」として
「日本薬局方」の中の「生薬等リスト」に収載されている精油。
*どのメーカーの精油でも、というわけではありません。一定の基準を満たしたものとなりますのでご注意下さい
通常、精油は「雑貨」として扱われていますが、一定の基準を満たせば日本薬局方上「医薬品原料」にもなり得ます。
だったら
- お薬の代わりになる!
- 効果効能を語っても良い!
ということを言いたいのではありません。
*上記のことは「医薬品医療機器等法」に抵触しますので、ご注意を!
一定以上の基準を満たせば「医薬品原料」になり得るものを活用するのだから、キチンと知識を持って使っていこうね
ということが言いたいのです!
特に、高齢者や障がい者といった心身の機能低下が見られる方々には、より慎重に使っていかなければなりません。
- 良い香りがするから
- 何となく、癒される気がするから
- リラックスできそうだから
健康な方がご自身のため(自己責任の範囲内で)に活用するなら、「何となくアロマ」で良いかもしれません。
ですが、自分以外の人のためにアロマ活用をするのであれば、正しい知識を得ることをおススメします。
結果的には、知識を得ることが活用のバリエーションも広がり、楽しくアロマライフを送ることが出来ますよ。
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